2015年2月16日月曜日

「こまち」に関するきっぷたち

今回は「こまち」の立席特急券を特集します。「こまち」は全席指定席の特急ですが、「こまち」しか特急が走らない盛岡~秋田間のみを旅行する旅客に便宜をはかるため、当該区間完結の場合は普通車の空席利用ができる立席特急券が自由席特急券と同額で発売されています。

立席特急券 角館駅近距離券売機発行
角館駅の近距離用券売機で購入した立席特急券です。

立席特急券 角館駅マルス発行 こまち(特定)
同じ角館駅でも窓口で購入した立席特急券です。立席特急券は「普通定員」として座席数が管理されているため指定券と同様に列車名と発車時刻が印字されますが、「こまち」の特例区間完結の場合は発売数を制限しないため、「こまち(特定)」というダミーの列車で発売します。そのため発車時刻が空欄になっていますが、このまま使用可能です。

立席特急券 盛岡駅マルス発行
盛岡駅の窓口で購入した際には「次の便で」と申し出たためか、「こまち(特定)」ではなく通常の手順で発売されていますが、正常に「当日の普通車空席にお座り下さい」の印字があります。「こまち」や「はやぶさ」の満席時に発行される立席特急券の場合は
「立席特急券では着席できません」と印字されるようです。(満席時のみの発売のためそもそも着席ができないような気もしますが、部分的に空席がある場合でも着席できないのでしょうか。)

2015年2月10日火曜日

京都バス 乗り継ぎ整理券

京都バス 乗り継ぎ整理券(裏面無地)
京都市内の路線バスは一部区間で均一運賃区間が導入されていますが、嵐山地区は2013年3月から均一運賃区間に含まれるようになりました。それと同時に、嵐山地区で実施されていた京都バスの乗継制度が廃止されました。画像はその際に使用する乗継券(の一部)です。最初に乗車した停留所の整理券番号に応じて乗継券が切り取られ、最下部に記載の番号が初回乗車地の整理券番号と、差額運賃を示すようになっています。原券は整理券番号5番以降も記されていましたが、所持していた整理券が整理券番号4番だったため、渡す際に切り取って渡されたためこのようになっています。
乗継対象路線は嵐山地区と三条京阪を結ぶ花園線と、京都駅を結ぶ京都駅線で、嵐山地区内に指定された乗継指定停留所で同一方向の他路線に乗り継ぐことができました。ただし大覚寺→苔寺などのように、反対方向への乗り継ぎはできず、そのような場合では2回とも正規運賃を支払う必要がありました。
上りと下りで別の券が用意されていた模様ですが、下りの乗継券は入手できなかったため、色など詳細は不明です。


(3/7 13:45 追記)
くろっこ☆ゆい さんから画像提供を頂きましたのでこちらに掲載しておきます。

2015年2月6日金曜日

JR北海道「総販」

「総販」とは、JR北海道で使われている乗車券類の販売システムです。
マルスシステムとは接続されていないため、指定券や他のJRに跨った
乗車券類は発行できません。

JR北海道「総販」乗車券 江刺→木古内
江差線廃線前に購入した乗車券です。
他社のPOS端末と同様に[北]の印字があります。
また、券番の表記も総販独自のフォーマットに則っています。
マルス券と同様に発行会社等の表記がありますが、
他社関連の乗車券類は発行できないので常に(1- )です。

JR北海道「総販」 根室駅入場券
マルス 江刺駅入場券
JR北海道完結の乗車券類は総販で出されることが多いですが、
総販の対象となる乗車券類をマルス機能で発券することも可能です。
上は総販の入場券、下はマルスの入場券です。

2015年2月3日火曜日

京都バス 普通乗車券

京都バス 普通乗車券(常備券) おもて
表面

京都バス 普通乗車券(常備券) うら
裏面

京都バスの普通乗車券です。地紋はつけられていません。
貴船神社での行事の際に貴船口駅前にて販売されていたものです。
貴船神社は貴船口駅から少し離れており、その間を京都バスが
運賃160円にて運行しています。
700円券が、秋季のみ運転の嵐山高雄パークウェイバスの運転日に
阪急嵐山駅前でも販売されていました。
回数券のようにミシン線が入ったものをその都度切り離して販売していました。
「通用発行当日限」と記されていますが、発行日は記されていません。
ただし後日でも使用できるかは確認していません。

京都バス 普通乗車券(端末券)(裏面同一印字)
こちらは大原の窓口にて購入したものです。
印字内容・地紋は表裏共通で、京都バスの社紋が入っています。
POS端末のようなものでその都度発行していました。
こちらには発行日と通し番号が印字されています。

2015年2月2日月曜日

京成電鉄 区間変更券 芝山鉄道 普通乗車券

京成電鉄 区間変更券
京成高砂駅発行の京成電鉄の区間変更券です。原券は芝山千代田~東成田間の普通乗車券です。
京成高砂駅は京成本線と京成金町線の乗換駅ですが両線は改札外乗換となっており、精算機および自動改札機を使用し乗車券が回収されては困るため改札窓口で金町駅までの乗車券に変更を申し出ました。
ちなみに区間変更とは一般に(=JRでは)、使用開始後の乗車券類の区間を変更することを言います。使用開始前に変更を申し出た場合は区間変更とは言わず乗車券類変更といいます。

芝山鉄道 普通乗車券
芝山千代田駅にて記念購入した乗車券です。実際に使用したもの、上の区間変更券の原券と同じものです。